スポーツ バイオメカニクス(テニスサーブ編)
速いサーブを打つには
「速いラケットスイング」が必要となってきます。
ラケットスイングを速くするには
サーブにおけるボールスピードは動かす関節が多いほど、ボールスピードも上がるという実験結果があります。
(※1)
ということは、
多くの関節を使う →
ラケットスイングが速くなる →
ボールスピードが速くなる
ということ。
しかし、膝や肘の関節可動域を最大限に使ってボールを打っても思うようにボールスピードが上がらないという方も多くいます。
ボールスピードが上がらないのは、なぜか?
それは、最大限に力を発揮できる関節の角度・可動域を使って身体動作が出来ていないということ。
簡単に言えば、
・無駄な関節の使い方
・無駄な力を使っている
・無理な体勢になっている
ということ。
最近、テニス雑誌や書籍でも『脱力』というキーワードがよくでてきます。
脱力と言っても、単に力を抜くということではなく、わたしは「身体全体を鞭のようにしなやかに使う」という意味だと理解しています。
「鞭のようにしなやかに」
サーブは、膝→腰→肩→肘→手(ラケット)と、
これを実践するには、「鞭のように」です。
膝を伸ばし、腰を高位に伸ばす。そして、肩を回し、肘を伸ばして手(ラケット)を後ろから前へと動かす。
全ての関節・部位の力を全て発揮するのではなく、下から上へと力を加えていくのです。このような関節・筋運動が速いラケットスピードを生み出し、ボールスピードも速くなるのです。
※1. 参考書籍 : 「 新版 テニス指導教本 」日本テニス協会編 大修館書店

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テニス指導においては技術的な面だけでなく、取り組む姿勢はもちろんのこと身体の使い方が重要になります。
これからコラムとして情報をアップし、少しでも皆様のテニスライフにお役に立てればと思っています。
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